英会話

スリランカ2日目 シーギリヤロック

昨夜は遅くの到着だったので、短い睡眠だった。
身なりを整えて、廊下に出ると、廊下のテーブルに朝食が用意してある。
昨日のおじいちゃんが用意してくれたよう。

パパイヤおいしい。右のソーセージはチキンとビーフのソーセージ。
飲み物は何がいい?と聞かれて、「キリテー」をリクエストする。
おじいちゃんは、「キリテーはシンハラ語だぞ、なんで知ってるんだ?おお、いいぞ、キリテーだな。」と嬉しそう。
キリテーとは、スリランカのミルクティで、普通のミルクティとは作り方が違うのだとか。
でも飲んでみたら普通のミルクティ。
食後、テーブルの上にチップを置いて、部屋に荷物をとりにいく。

これからシーギリヤに向かうので、旅行会社の運転手と、この宿で待ち合わせなのだ。
フロントに行くと、もう運転手は着いていた。

運転手の名前はマイケル。スリランカにある、日本人がやっている現地旅行会社「スリーエコホリデーズ」の運転手だ。
英語のドライバーで、きさくなおっちゃん。
ちなみにここからシーギリヤロック→シーギリヤのホテル→明日空港までの貸し切りで、$230。

車は町の中をぬけて、緑豊かな道をひたすら走る。
その間に、キングココナッツはたわしにもロープにもなるし、食べてもおいしい等と説明してくれる。
マイケルはクリスチャンなのだそう。娘さんがオーストラリアに住んでいるとか。
今日はマイケルは風邪をひいているようで、鼻がとても辛そうである。

途中、トイレとお茶の休憩で、緑がさわやかな、とても気持ちの良いレストランによる。
アボカドジュースをオーダー。
ウエイターのお兄さんが話しかけてくる。どこからきたの?何歳?結婚してるの?とか。
私が独身だと知って、なぜ独身なのだと驚いていた。スリランカでは結婚早いからかな。
ちなみにこの人も独身で、年齢をきいたら30代とか。歳近いやん~といじると、後ずさりをする(笑)


レストラン「Saruketha」の入り口とマイケルさん

また緑の中を車で進んでいくと、時々路上カフェがあらわれる。
シーギリヤへ行くときは、スリランカの人はたいてい、このような路上カフェで休憩するのだそう。
マイケルも何度もプライベートでシーギリヤロックへ行くし、スリランカの人はシーギリヤロックが大好きで、学校の遠足でも、家族と一緒でも、何度も何度も行くとか。

ダンブッラの街の中に入り、2件程スーパーへよってもらう。海外のスーパー大好き。
ここでカミソリ等の、明日以降必要な日用品や今夜ホテルで食べるマンゴスチン等を買っておく。
あとマイケルおすすめの、「シッダレパバーム」という有名なシッダレパスパが出している、万能クリームも購入。小さいのは40円位。
頭痛の時はコメカミにぬると、ふわぁ~~っとして頭痛がとれるらしい。虫刺されにも良いとか。
地元の青年2人に「日本人デスカ?」と声をかけられたり、
地元の一生懸命おしゃれした風の中学生位の女の子がじろじろ見て、私の方がイケてるわよ、フンという態度をとっていたり。

昼ご飯、どこがいいかなぁ?とマイケル。
マイケルのおすすめの、サクラレストラン、というダンブッラでナンバー1の店へ行くことに。
看板には、本当に「ダンブッラ ナンバー1」と書いてある。
店内は清潔で、涼しい風が通る。
バイキング形式で、スリランカ料理をお皿に盛るタイプ。
店のおじさん「いいか、まずはスープからだ。スープを飲まなければ他のものを取ってはいけない。」
と、スープをたっぷりと注いでくれる。
あのさあ、スープでお腹膨らそうとしてない?私そんな大食でもないし、見た感じもそんな食べ無さそうでしょ?
どのみちバイキングなんて元とれないんだから、別にいいじゃん、ケチ。
・・・という想いを胸に秘め、スープを黙々と飲み干す。
飲んだから、カレーとか食べたい。
店のおじさん「スープは飲んだな、食べて良し。」
おじさんは、「うまいぞ!」と、パリパリ(写真中央~右下)をやたら盛ろうとしてくる。
脂っこそうなので、1枚でよかったのだが、そっせんして盛ってくるので、2枚盛られてしまった。
もっと乗せようとしてくるので、毅然と止めた。
単価の低そうなものばかり食べさせようとするので、困ったものだ。

肉とか、ちゃんと単価の高そうなものもしっかりとってやった。
アルコールなんて頼むもんか。一番安い、沸かした水=ボイルドウォーターでも注文してやる。
ん?ボイルドウォーター、意外に美味しい。
料理は全部おいしいけれど、レバーのカレー、バナナの花のカレー、ビーツのカレーが特においしい。
マイケルも少し離れたテーブルで、おいしそうに食べている。
ビーツのカレーがおいしすぎて、おかわりしたらお腹いっぱい。
デザートもあると知ったが、無理そうなので、デザートは食べないことにした。
マイケルが少しプリンを味見させてくれた。甘くておいしい。

ふぅ、お腹いっぱい。
マイケル「ね、おいしかったでしょ?」
ほんとだ、ナンバー1というのも本当かも。
車で少し進んだところに果物屋発見。果物屋は最初にリクエストしていたし、止まってくれた。
お腹いっぱいだけど、マンゴー食べておきたい。
色んなマンゴーがある。値段はそんなに安くない。小さいの1個100円位~。
手をべたべたにしながら、小さいのを2種類位食べる。んー、おいしいけど、なんか普通。
そして食べ終わったマンゴーの種や皮は自然に返すのがルール。そこには良い感じの土ができつつある。
水道で手を洗わせてもらい、再び出発。

昨夜はあまり寝ていないので、車の中で少し昼寝。
ふと目を覚ますと、だいぶシーギリヤは近くなっていた。
シーギリヤのことは、ガイドブック等で少し勉強してきたけれど、マイケルも少し教えてくれる。
でも英語だから、なんとなくでしか分からない。

シーギリヤロックの駐車場に到着。
待ち合わせ場所を決めておいて、念のため携帯の番号も教えてもらう。
受付で入場券を買う。外国人料金が設定されてあり、まあまあ高い。
ここからはシーギリヤロック専用のガイドを雇うのだが、その交渉はマイケルがしてくれる。
シーギリヤロック公式ガイドなら、料金はあらかじめ決まっている。日本語ガイドはチップ込で大体20ドル位。
東屋にガイドさん達が集まっている。皆暑くてだれている。頼むのが申し訳なくなってきた。
1人のガイドをマイケルが連れてきてくれた。今日は乾季のシーギリヤでも特に暑く、しかも時刻は午後1時。ちょっと嫌そう。
ガイドは日本語が上手で、日本語ガイドさん達の中でも特にうまいのだそう。
語学学校で半年くらい日本語を勉強し、あとは色んな日本人と話をして身に着けたのだとか。

少し歩くと、憧れのシーギリヤロックがあらわれた。


雨季には、四角い穴の中に自然と水が湧いてくる。

 


ガイドさん。日本の有名なガイドブックにも載っていて、他の日本人から借りて「これボク!」
人が多いので、少ない道からのぼる。

  
敵がきたら、上の大きな一枚岩を下に落とす装置。

ものすごく暑いので、だいぶ疲れたが、やっとローズクオーツの廊下まで来た。
壁がローズクオーツの宝石や卵白、ハチミツ等で出来ていて、昔はピカピカに磨かれて鏡になっていたとか。
そこから少し進み、ガイドと一旦別れて、らせん階段をヒーヒー言いながら登ると、有名な壁画がある。
そこは撮影禁止。フラッシュで壁画が消えてしまうからだ。
うっかりカメラをカバンの外に出している人が、係員に叱られている。
昔の壁画がこんなにきれいによく残っていると思う。

再び螺旋階段を下りて、ガイドと再び合流。
頂上まではまだまだ。
時々、手をひっぱってくれたり、荷物を持ってくれたりする。
ガイド無しで上っていると、公式でない自称ガイドがあらわれて、手をひく度にチップを請求するという情報もあった。
だがスリランカ人は何事も控えめなので、断れば大丈夫だろう。

ライオンテラスという、ライオンの大きな足の石像があるところまできた。
ライオンの足の間から階段を昇れば、頂上である。
ちなみに昔は、ライオンの胴体や頭もついていたそうだが、地震で壊れてしまったそうな。
ここはひらけているので、ガイドは早く上まで登りたそうだが、休憩させてもらう。あー疲れた。
ガイド「まだ?」 私「もうちょっと。」
その時、係員が笛を吹き、階段の途中にいる人達にもどるように叫ぶ。
どうやら、スズメバチの大群が巣から出てきたらしい。
このライオンテラスの側にはスズメバチの巣がいくつもあり、見ると崖に黒い巣がくっついている。
その巣の周りに、蜂がたくさん舞っている。
こんな暑い日は特に、蜂が興奮して出てきやすいのだそう。それと大きな音にも興奮するので、「please quiet」等と書かれた看板がある。
テラスの隅にはハチから逃げるための小屋や防護服もある。
ガイドに促され、私達は隅の方に避難。
係員が防護服に身を包み、双眼鏡で蜂を見る。
蜂がなかなか静まらないと、頂上に行けなくなる日もあるとか。心配。

しばらくすると蜂達は巣に戻っていった。
ちょうど休憩も出来たので、頂上へのきつい階段をのぼる。
欧米の兄さん達がついつい眺めの良さに「フ~ッ!」と感激の声をあげると、ガイドさんは静かにするよう注意する。
あと、中国の団体もきて、「早く行こう、中国人うるさいから。」

やっと階段をのぼり終えると、そこは頂上。
頂上の上に小さな石のブロックがあり、それが最後の段。
「ハイ、バンザイして~」とバンザイさせられる。
いつもテレビや写真で、空の上からの写真を見てあこがれていた場所に、今私は立っている…(感動)

 

 
ちょうど良い所にいる、かっこいいトカゲ。


昔、王の宮殿があったところ。


王がたくさんの美女をはべらせていたプール


飛行機雲


帰りは別のルートから下りる。


途中にもトカゲとか


サルとか。

 

  
途中には、僧侶が住んでいた部屋のあとや、家来の部屋のあとも。


王が瞑想する部屋

下り終わって、帰り専用の駐車場のところまでくると、ガイド料の請求。
ちなみにルピー払い。レートがもひとつよく分からないので、だいたいで。
日本円の方が良いと言われたけれど、ガイド料の分両替してしまっているので、断る。
ガイド「これはガイド料の分だけね。」
「だけ」って、荷物を持ったり手をひいたりした分の料金を請求したいのだろうか。
なにやら、チップがほしそうな言い回しだが、気づかないフリして「うん。」とだけこたえる。
だってチップ込の値段だもん。私だって普段は10円単位で節約しているのだし、ガイド料だけでもスリランカでは結構な日当らしい。
ガイド「もし時間があれば、バイクでそのあたり案内するけど?」
疲れてるからいいや。
マイケルがきて、「問題なかったか?」と。私「ノープロブレム」

 
ホテルへ向かう途中、キングココナッツがほしいので、また果物屋によってもらう。


汁は他のココナッツよりも濃厚で、ほんのり甘みがある。
汁を飲んだら、割ってもらい、ゼラチン質のものをすくって食べる。

途中、マイケルの友達の家に、マイケルがちょっと挨拶に寄って、ホテルへ。
ホテルはエデンガーデンホテル
booking.comで予約をとった時は、テラス付きとあったが、テラスがない部屋でもいいか?と聞かれた。
それは別に構わない。寝るだけだし。
マイケルが「本当によかったの?」と心配してくれる。
マイケルも今夜はここに泊まるよう。
ちなみに夜は、ホテルの敷地の外に野生のゾウが出ることもあるとか。危険。
最初に案内された部屋は、鍵が閉まらない。
それは別の意味でも危険なので、部屋をかえてもらう。その部屋も鍵をするのに、ちょっとコツがいる。


部屋でゆっくりマンゴスチンを食べる。
ちなみに部屋の中はとても広い。ヤモリとルームシェア。

食事はホテルのレストランで。ビュッフェスタイル、味はまあまあ。
猫がご飯をねだりにくる。
放っておくと、向こうのテーブルも巡回しに行った。

日中はすごく暑かったので、夜になって頭痛がし出した。
昼間に買ったシッダレパバームをこめかみに塗る。
マイケルの言う通り、ふわぁ~~~っとして頭痛が治った。

 

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