顔脱毛

スリランカ3日目 さよならシーギリヤ、バーベリンビーチリゾートのアーユルヴェーダ

旅先ではどれだけ睡眠不足でも、どうしても早く目が覚めてしまう。
まだちょっと眠いけど、ぼちぼち朝の支度をする。

朝食は昨夜と同じ、宿のレストランで。またビュッフェ。
南国の朝食は、新鮮なフルーツジュースがおいしい。
子猫が、スリスリ甘い声でごはんをねだりにきたので、ほんの少しパンケーキをわけてやると、
おいしかったのか、もっとくれー!と、凶暴な感じで鳴き始め、私のすねに爪をたててしがみつく。
表情も全然違って、恐い。人間様、子猫に恐喝される。
こんなスパイシーなものやパンケーキやって大丈夫だろうかと思い、しばし放っておくと、子猫はよそへ行った。

あまり美しくない盛り方

チェックアウトして、マイケルと合流し、空港へ向かう。
今日は空港で、バーベリンのドライバーと待ち合わせをしているのだ。
ここシーギリヤから空港までは、約4時間位。
マイケルは昨日よりも、さらに鼻風邪が悪化していて、つらそうだ。

お互い疲れているので、なんとなく口数が少ない。
スリランカ流の運転は、結構タイと似ていて、隙あらば抜かそうとする。
その中でも大陸からやってきたインド人の運転は、もっとジグザグに走行するらしい。
そんなトゥクトックがいて、マイケルが「あれ、インド人。インド人の運転はダメだ。」
それと、マイケルは今日から滞在するバーベリンに、ちゃんと空港へ迎えにきてくれるのか、確認の電話もしてくれた。
スリーエコホリデーズのオーナーの山倉さんからも、問題ないかお電話をいただいた。
「スリランカ、今後も色々あると思いますが、お気をつけて。」とのこと。
普通に個人旅行してたら、色々あるのかな。
私、今日からリゾートにひきこもるから、何もなさそうだけど。
マイケルも結構追い抜いてぶっとばして、空港へは予定よりも1時間半程早く到着。運転上手。
今日はもう仕事は終わりで、明日はヤーラ国立公園へお客さんを乗せていくとのこと。
ゆっくり休んで、早く風邪をなおしてほしい。
空港のアライバルエリアの前でマイケルにチップを渡してお別れ。

バーベリンとの事前のメールでのやりとりでは、アライバルエリアの中で待ち合わせということになっている。
なので、入場料を払って、空港のロビーの中に入らないといけない。
だいぶ時間があるので、ネスカフェで軽く昼食を食べておく。


カフェラテとクレープ。
クレープの中には、ココナッツと黒っぽい蜜が入っていて、甘くてとても美味しい。
バーベリンについたら、アーユルヴェーダの治療のために、コーヒーは飲めなくなるだろうから、これでコーヒーとはしばらくお別れ。

時間よりちょっと早いが、ロビーに行くと、椅子の最前列に私のネームカードをもったおじさんがいる。
バーベリンの迎えがきてくれたのだ。
シーギリヤ行ってたんだよ、等と話しながら、約3時間のドライブである。
コロンボの街を抜けると、高速道路で一気に南下する。
高速道路は日本が作ったらしく、中央分離帯の感じや標識等、そっくりである。
その横には、日本の田舎にも似た、田園や畑。
日本にいるような感覚になるが、ヤシの木が見えて、ああスリランカだと現実にもどる。
スリランカの雰囲気は、日本とどこかにている。日本からはスリランカがとても遠く感じるが、スリランカから日本はなんだか近く、その辺りのドアを開けるとそこは日本、なんて感じがする。
高速道路に慣れていない人も多いらしく、高速道路では時速~キロ以上で走りましょう、という看板もある。
ふと、家にレトルトのスリランカ風キーマカレーがあったのを思い出し、運転手に、スリランカにもキーマカレーがあるのか聞いてみる。
本当に、スリランカにもキーマカレーはあるそうだ。
だいぶ南にきて、紅茶畑も見えてきた。ルフナティーの地方に入ったよう。

到着までもうしばらくあるので、この旅行記を読んでいるみなさんに、アーユルヴェーダとは何かご説明しよう。
アーユルヴェーダとは、インド発祥の医学で、それが中国に伝わり漢方になった、中国4000年の歴史よりも古い、インド6000年のエビデンスがある。
針や薬草、オイル、マッサージ、食事などで、体質を改善し、治療する。
ヴァータ、ピッタ、カパの3つの体質があり、それを整えていく。
ヴァータ:過剰になると、痛み、耳や下腹部のトラブル、乾燥、情緒不安定など
ピッタ:過剰になると、炎症、心臓等胸の病気、目のトラブル、怒りっぽくなる等
カパ:過剰になると、むくみ、冷え、眠気、だるい、太る、鼻や粘膜のトラブル等
アーユルヴェーダのことは、少しは勉強してきたが、この時の私は、これから1週間毎日、想像以上にまずい薬や、くすぐりの刑にたえること等、まだ知る由もないのであった。

高速をおりて、ウェリガマの町の中に入れば、もうバーベリンはすぐ。
予定よりも30分早く到着。
門のところには、野犬がたくさん。なわばり意識からか、すごいワンワン吠えている。
門をあけてもらい、追いかけてくる犬をふりきって車ごと中に入る。

高台にあるため、オープンエアのロビーは、とても涼しい風が吹き、癒される。
ジャスミンの花のくびかざりをかけてもらい、ウェルカムドリンクのスターフルーツのジュースを飲みながらチェックイン。
日本語の達者な、市川海老蔵似のイケメン(今後、海老蔵とする)に部屋に案内される。

 

素敵な部屋。
とても風通しがよく、冷房つけていないのに涼しい。
ヨガマット、シャンプー、ボディソープ、石鹸、セーフティボックス、蚊取りマット、うがい用のペットボトルの水もある。
白湯は水筒に入っていて、レストランに電話したらおかわりを持ってきてくれるし、食事の時に入れてもらうこともできる。

さっそくアーユルヴェーダ医のコンサルテーション、診察があるので、ヘルスセンターへ向かう。
もう今日からさっそく、診察と治療がはじまる。
Drは若いかわいい華奢な女性。
あらかじめ用意していた、病歴や症状の英語訳のプリントを見せながら、質問にこたえていく。
日本語通訳は海老蔵がする。
海老蔵はスリランカ人なのに、日本語がすごくうまい。本当は日本人なのではないのか、と思う程。
でもDrの質問は、大便や小便のことにもおよび、その色や形についても詳細に翻訳してもらうので、スリランカ人であってほしい。
旅の恥はかき捨てにしたいのだ。
脈診等の結果、私は現在、ヴァータとカパが増えすぎていて具合が悪いそうなので、まずこれらを整えていくことに。
治療のスケジュールと、薬も処方された。薬は毎日決まった時間に取りに行く。さっそく今日から飲む。

いったん部屋に戻り、身体に布を巻いて、再びヘルスセンターへ。
奥の部屋で、2人の女性セラピストからオイルマッサージを受ける。ちなみに女性には女性が、男性には男性が施術する。
まずは座って頭から、そして寝転んで全身も。非常にソフトタッチ。
ちなみにこの時は、日本から持ってきたいらないパンツ一丁である。
わきばらやお腹がくすぐったくて、笑いをこらえたが、とうとうふき出してしまう。その後は笑いで震えながら耐える。
最御にハーブボールでポンポンしてもらう。これが、にんにく等のとてもおいしそうな匂いで、料理されている気分。

その後、部屋を移動し、下から薬草を煎じたスチームが出ているベッドにつっぷして、スチームを顔にあてる。
何かよく分からず、深く吸いこんでみたり。顔が熱い。

その後、ハーバルガーデンのベッドに横たわり、薬草パックを身体の弱いところにはってもらい、全身を顔まですっぽり白い布で覆い、30分位休む。
じっとしているのが辛い。
油やニンニクを塗ったり、蒸したり、寝かせたり。やはり私は料理されているのではないだろうか。

それが終わると、シャワー室で頭や身体のオイルを落とす。
隣に何かのエキス入りのぬるま湯をちょこっとはったバスタブがあり、そこにつかり、スタッフが肩等にかけてくれる。
そしてご丁寧にバスタオルで身体をふきふきしてくれて、新しい布を巻いてもらう。

次は針治療の部屋に案内され、横たわって針をさしてもらう。
針は日本のより太い。
脳天に刺した針が、脈がうつたびにトントンとマッサージになり心地よい。

これで今日の治療メニュー終了。
ヘルスセンターを出る時に薬をもらい、部屋へ戻る。
部屋で髪をかわかしたり、着替えてゆっくりすると、もう夕食の時間。


今夜はビュッフェ。中華料理もまざっている。
夜だけダイエットメニューなので、ダイエット中禁止と書かれたものはとってはいけない。
ウエイターが、紅茶かハーブティ、どちらが良いかきいてくれ、カップに注いでくれる。
札には英語で、ウエイターが必ず出さなければならないメニューが書いてある。
バーベリンは、食事がおいしいと評判らしく、楽しみでもあった。本当にどれ食べてもおいしい。


部屋に戻る頃には、このように蚊帳をおろしてくれている。
お姫様みたい・・・ではなく、ガチで蚊の対策なのだ。
蚊帳がないと、刺されまくってえらいことになる。
蚊取りマットも、日本から持ってきたベープもしているのでマシだが、隙間が結構あるので蚊は入りやすい。
蚊帳の中で眠るの、物とりにくいし、トイレ行きにくいので、ちょっと不便。

外からはさざ波の音・・・ではなく、何事か!?と思う程の、ドーン、バーン!という激しい波の音。
時々驚いて目を覚ます。

 

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