マレーシア旅行記2017夏

Air Asiaでマレーシアのコタバルへ

飛行機に乗り、席に座ると、まず取り出したのは、通販で買った携帯足置き。テーブルにひっかけて、ブランと垂らすと、あれあれ、フットレストのできあがり♪
3人席の真ん中で、男2人に挟まれている。でも行儀の良い人達で良かったと思う。
Air Asiaの座席は、横幅が小さめ。私は縦には大きいが、横にはあまり大きくないので大丈夫だけど、がっちりした男性等は窮屈そうに見える。
左隣の東南アジア人っぽい男性が、携帯足置きをセットしているところを不思議そうに見ていて、完成して足を置くと、こらえきれずにふき出し、「おもしろい。」とケラケラ笑い出す。

離陸後、機内販売の水をゲット。
夏とはいえ機内は冷えるので、ロングスカートの下にはラッシュトレンカ。更に靴下を履き、長袖のラッシュパーカーを着て、エアマクラを膨らまし、うとうと眠る。
それでもまだ寒い時は、ロング丈のフレアスカートをブランケット代わりにした。
どう?この無駄のない持ち物の活用術!全ての荷物を機内持ち込みにするよう考えるのは、少々大変だった。
なにせ、水着にマリンシューズ、南京虫避けのビニールシートとシーツもあるのでかさばるのだ。紙や袋の一枚だって、吟味する必要がある。
それでも重量がギリギリで心配だったので、デジカメや財布等は、服の下やポケットの中にしまい、カウンターで荷物チェックを受けていた。
ちょっと着ぶくれて、服の下がもこっとなっているのも気にとめられず、無事に荷物ごと搭乗し、ここに至るのだ。

幸い、他者のいびきやお喋りにも悩まされず、うとうと、合計3時間位は眠れたよう。機内にしては上出来な方。
おしりも痛くならず、フットレストやエアマクラのおかげもあり、約7時間、まあまあ快適なフライトだった。

 

クアラルンプールで乗り換え。

ターミナルはクリア2。前年のスリランカの時はクリア1。クリア2の方がまとまっていて動きやすい。
早朝の空港は、国内線のエリアだからか、人気があまりない。
店もあんまり開いてない。それでもなんとか微妙な見た目と味のドーナツ(3リンギ=84円)を買って食べた。
両替は、一旦セキュリティエリアの外に行かないとないよう。時間もたくさんあるので、そこへ行ってやっておいた。
事前の下調べでは、コタバルの空港や近辺の街では、日本円が両替できないという情報もったし。

人もたくさん増えた頃、ゲート前で座っていると、隣のマレーシア人っぽいショールを頭にかぶったおばさんが、「コタバル?」と聞いてきたので、「コタバル」とかえすと、にっこり頷いた。おばさんもコタバルへ行くらしい。

マレーシアの空港の英語のアナウンスは、「センキュ」の「キュ」が上がる等、語尾が上がっていて、東北弁のよう。

クアラルンプール(以下KL)~コタバルのAir Asia、プロモーション価格で3000円しなかったような気がする。
機内もすいていて、隣は空席なので、横になって寝た。

あっという間に着いて、セキュリティエリアの外に出ると、ゲストハウスに頼んでいたタクシーの運転手が待っていた。
でも、ATMでもう少しお金を出しておきたいのと(ATMから出した方が、両替よりレート良い)、マレーシアのシムカードを購入したいので、待っててもらう。
ATMからはネット銀行のカードでお金を出して、たしかにレートは少し良く、両替が1R=28円が、ATMだと1R=26円だった。
両替は大丈夫だったが、シムカードの店の人が、ぜんぜんスマホ詳しくなくて、設定の仕方が分からずに、長い時間かけてあれこれやってみたが、どうしてもネットがつながらない。
今更返品も無理で、「電話はつながるからいいでしょ(にっこり)」と言われ、運転手もあれから1時間位待たせてしまっているので、後でなんとかすることにした。
喉も乾いているが、運転手を探す。
ちょっとどの人だったか迷ったけど、なんとか見つかって、クアラブスッという町へ向かう。

車窓は緑が豊かで、キラキラしていて、とてもきれい。クアンタンという地域になる。なんて魅力的。

喉も乾いた。
シムカードがなんとかならないか、気になって、スマホ触っていたら酔った。

そしてゲストハウス「Iz Budget 2floor 」到着。
運転手がゲストハウスのブザーを押してくれて、スタッフ登場。
運転手にお金を払い、中へ通してもらう。
外のカギを預かり、出入りする時は、自分でカギを開け閉めするように、とのこと。
まだチェックインまで時間があり、部屋に入れないので、部屋の前の共有スペースの椅子でゆっくり。

ゲストハウスにはwifiもあるので、それでひとまず、無事を日本の家族や友人に知らせた。

それから、日本の普段使ってるスマホの店に電話して、シムカードの設定方法を教えてもらった。
なんてことない、単にパスワードやらを入力していないだけだった。なんじゃそりゃ。
そしてこの国際電話で、このシムカードの通話時間をほとんど消費してしまったようだ。
ちなみにパスワードやらは、ネットで調べた。いざとなれば、誰かに聞こうと思った。
このシムカード、50R=1400円位で、電波は離島でも良好で、ネットも結構使えるけど、電話がすごい短い。

何度も言うが、なにせ喉が渇いたので、バックパックをチェーンロックで家具につなぎ(とる人もとられる物もないが)、飲み物を買いに行く。
ここはすぐ側がバスターミナルで、ショッピングエリア内にあるので、買い物には大変便利。
それにしても、乾季の赤道付近の地域はむっちゃ暑い。
駐車場をつっきったところに、ジュースの屋台があり、マンゴージュース購入(2R=56円)
ああ~よみがえる~

宿の隣の隣くらいの食堂では、店先で魚を炭で焼いている。
それがとても魅力的なので、ここで焼き魚定食的なものを食べる。ナシ マカン レマ(=ごはん 魚 なんとか)
6R=168円、今回、これが一番おいしかった。


右側の水は飲用ではなく、手を洗うためのもの。地元の人は手で食べる。
ちなみに私は、子どもの頃から魚をよく食べるので、とても美しく骨と頭と尻尾だけ残して食べる。

涼しいゲストハウスの共有スペースに戻り、機嫌がよくなった私は、さっきから目が合っては微笑み合っていた、欧米人の女の子に話しかけた。
23歳、イギリスから一人できて、ペルヘンティアン島で2週間、島の掃除のボランティアをするとか。えらいぞ。
早朝ここについて、もう6時間程、この場所でじっと待っているのだとか。確かに疲れた顔をしている。
「何か食べる?買ってこようか?」と聞くが、「お腹減ってない。とにかく寝たい。荷物もあるし。」とのこと。
後で食べに行くから、どこがいい?と聞かれたので、さっきの店と魚を教えた。

チェックインの時間になり、順番にチェックイン。
さっきのスタッフは、英語はペラペラではないけれど、とても親切。クアラブス近辺で困ったことがあれば、電話したら良いと、もっと話せる女性スタッフと電話で話させてくれて、番号も教えてくれた。
そして宿もとてもきれい。一泊110R

洗濯をすまし、再び買い出しへ行く。
徒歩2、3分のところに、スーパーがある。そこで水や殺虫剤、生理用品、食料などをかった。
近所にはパン屋や肉まん屋台もあり、夕食や朝食に買ってみたが、どちらも美味しくなかった。残念。
カレーマン1R、パン1R

 
宿の側の橋


今夜の宿

夕方は雨が降った。
部屋の中に蚊が1匹でたので、さっそく緑の缶の殺虫スプレーを噴射すると、匂いが強い。廊下にも分かる程。

日がかげると、妙な閉塞感に襲われた。これは疲れだ。
海外旅行に不慣れだった頃、旅の最初によくあった謎の不安や閉塞感。明日になればきっと・・・

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