マレーシア４日目 ～オラこんな島嫌だ＆ラワ島ボートトリップ～
はぁ♪テレビもねぇ、ラジオもねぇ、車は全く走ってねぇ！ピアノもねぇ、バーはある、ボートが毎日グールグル♪
オラこんな島～嫌だ～オラこんな島～嫌だ～♪
早朝６時、マレーシア脱出計画を遂行すべく、１人きりで、まだ薄暗い山道を行く。
山の真ん中にあるエワンズプレイスに行けば、パソコンでネットが使えるとの情報を得たのだ。
昨日、Air Asiaの予約の変更が、スマホからでは、なかなかできなかった。
昨日は本当に素敵な１日だったが、昨夜もパーティーの音やらであんまり眠れず、疲労も蓄積されている。慣れない旅先で疲労が癒えるとは思えず、予定を変更し、近々帰った方が良いと判断した。
要するに疲れたから、やっぱ帰る。というわけで、この島が本当に嫌いなわけではない。むしろ好き。
山道の途中にあるホテルの脇の道。
モーシンの脇から、裏側のコーラルベイへ続く山道がある。
途中にトロピカーナというホテルがあり、山の上あたりが宿＆食堂のエワンズプレイス。
エワンズプレイスは２４時間電気が使えるらしい。
併設のレストランにあるレセプションに人がいるので、ネットが使えるか聞いてみると、使えないとのこと。これもガセネタだった。
どこで使えるかきくと、ロングビーチにあると。またふりだしにもどった。
せっかくなので、コーラルベイへ行ってみる。
こじんまりしてて、でも適度にレストランやカフェもあって良い感じ。まだ開店前だけど。
島で一番物価が安いらしい。ただ評判の良い宿は、ロングビーチやブサール島の方が多い。
コーラルベイの桟橋
店は閉まっているし。朝日も反対側なのでなく、コーラルベイにいても何もないので、早々に帰ることに。
ロングビーチに戻り、朝日を見ながら朝食探し。朝日を浴びながらヨガをする西洋人が多い。
地面から出ている帽子をかぶったニョロニョロのようなものは、地下でゴミをもやすための煙突。
ロングビーチの朝は遅い。ほとんど店あいていない。
そんな中、１件だけテイクアウト専用の屋台があった。ナシレマや甘いカステラのようなものがある。
その甘いカステラのようなものをいくつか買って、宿に戻って食べる。
宿のレストランに行ってみると、昨晩の大雨のせいか、鳥が死んでいて、
昨晩座っていた虫がたくさん落ちてきたテーブルは、相変わらず虫が落ちたまま。野生だ。
まだ時間もあるので、もう一度、スマホからAirAsiaの予約変更を試してみたら、今度はなぜかちゃんと出来た。
チケットの差額+変更料が数千円かかった。
結局、４日後の早朝のフライトで帰ることにした。
家族にそのことを伝えると、「お早いお帰りで」と返信がきた。最初は２週間だったもんな。
２週間あるなら、もう一度スリランカでアーユルヴェーダをみっちり受けて、完全にデトックスした方が良かったのではなかろうか。
約束の１０時半、ラワ島ツアーのためにビーチの集合場所へ行くが、
参加する予定の、ランカウイズが来ない。１時間位待たされる。
その間に店番兼ガイドのお兄さんに、南京虫情報をきいてみる。
南京虫は、８０Ｒ以上の宿にはあんまりでない。６０Ｒ以下ならよく出る。その辺の安宿にもいる。と、Oh LaLa等の後ろの安宿を指す。
まだモーシンは蜘蛛以外みかけていないし、安全な方なのかもしれない。
モーシンのスタッフが、客が帰った後の部屋のベッドに、殺虫剤らしきものを噴射しているシーンもあったし。
ちなみにこの陽気なガイドの兄さんは、前はクチル島のombackリゾートで働き、今はシーズン中だけここで働いて、他の時期はコタバルやＫＬで働くとか。
そしてまだランカウイズが来ないので、後ろの売店の看板息子、かわいいアマくん（１歳半位？）によるサービスタイム。
スタッフのお兄さんが、アマ君に投げキッスをするように言うと、アマくんが投げキッスをしてくれる。ただそれだけのコーナー(笑)
約束の時間から
１時間位して、さすがにもうランカウイズは来ないだろうと判断され、ほっといていくことになった。
お腹減ったわ。もう１１時半やんけ、と思う。
ツアーは私と、ＫＬ在住、インド系？の女の子と２人だけ。
よかった、女の子もう一人いて。ガイドと２人だけではちょっと不安。
彼女は、姉妹できてるけど、sisterは宿で寝ているので、１人で参加したそうな。
沖縄に行ってみたいとか。沖縄の海どう？ときかれたけど、沖縄の海入ったことないから分からない。
彼女は、セクシーなむちむちピチピチの水着を着ていたので、もし私いなかったら襲われないかなぁと、妙に心配になる。
ビーチにも、Ｔバックでお尻丸出し女子等いたけれど、一応マレー半島北部は、イスラム教徒も多いところなので、どうかと思う。
それでもマレーシアのイスラム教徒は寛容で、クアラブスッの町にコーランが響いていたかと思えば、ビーチはケツ出しプリプリな光景。
おっさんでも、レズでもないが、堂々とお尻を出されると、なぜだかついつい目で追ってしまう。
そして、この島のような野生の動物王国かと思えば、ＫＬのような大都会があったりと、極端な国である。
ラワ島着。
ビーチに舟をとめて、ラワ島をぐるっと泳いで一周。
ここの透明度もすばらしい。まるで水槽の中。
１ｍ程のおおきなブダイ。
クラゲの群れ。ブラックチップシャーク。
岩山の崖にそってテーブルサンゴ等がびっしり。
シュノーケリングだけど、大きな魚や珊瑚が真横に見られる。
クマノミがいそぎんちゃくの間をうろうろ。フィンでバサバサあおぐと、ちょっとしたパニックになってて面白い。
赤黄青の小さいクリスマスツリーみたいなのは、指でつつくフリするとひっこみ、しばらくすると回転しながら出てくる。
ついでにこのクリスマスツリーもフィンでバサバサやると、ちょっとだけ楽しい。
次のポイントに舟で移動し、ついた後、舟の上でマレー語で話しこむガイドともう１人の子。
これは、ナンパか？口説かれているのか？
先に入ってて、と言われて海で１人でチャポチャポ漂う私。
３０過ぎると、国内でも海外でもナンパされなくなる。楽だ。道だってスイスイ歩ける。
何を話していたのか
よく分からないが、話し終わったらしいので、皆でシュノーケリング。
ライフジャケット、ひっぱる時に重いから外して、あなた泳げるから。と言われて、はずした。
でもライフジャケット、あった方が、水圧で胸の圧迫感なくて、楽なんだけど。ずっと泳いでたらぜんそくみたいにぜーぜーする。
そして岩を手でつかむ時等、手がいたいので、やはりグローブほしいかも。
ラッシュガードの袖が手袋みたいになるので、それでつかんだけど、汚れてしまった。
もう１人の子は、岩で腕か脚を少しすりむいていた。やはり色気よりも機能性。
あと思ったのだが、マスクは借りたらいいけど、口にくわえるやつは、合わないとしょっちゅう水が入ってくるので、自分で用意した方が良い。
その次のポイントの岩山には、海鳥がたくさん羽を休めている。
島のかげに舟をとめて、海に入ると、水深は２ｍ位。
このラワ島周辺は浅いポイントが多いので、うっかり珊瑚を踏んでしまわないよう気をつけないと。
私はもぐるの以外は泳ぎは上手い方なので、水面に浮いたままマスクを調整する等、色々できるので大丈夫。
でもそんなに人も多くないからか、半年間は閉鎖しているからか、珊瑚は端っこまできれいだ。
このあたりは、イソギンチャクとクマノミが多い。
ツアーは２時間程度で終了。６０Ｒ（1620円位）。昨日よりも時間短いのに１０Ｒ高いのは、ラワ島の方が遠いからか。
個人的には昨日の、ペルヘンティアンのポイントをまわるツアーの方が好きだ。
道具を店に返して、宿に戻る。
明日は島を出るから、今日は早めに水着を洗って干さなければ。
と、バスルームに入ろうとすると、初日にいた巨大な蜘蛛の、もう一回り小さいのがいる。
こいつも
殺虫剤で退治。
どうやら初日のやつが親玉だったか。
水着を干したらもう２時半。
昼ご飯を、山の中にあるエワンズプレイスに食べに行く。
カレーがおいしいと、ネットのクチコミにあった。
途中、山の中で、掃除中のおじさんに「タイランド？」と聞かれる。
またタイ人に間違えられた。別に黒くないけど、タイっぽい顔をしているらしい。
おじさんは、トロピカーナインという宿で期間限定で働いているとのこと。
コーラルベイで夕日を見ながらのディナーに誘われたが、考えとく、と立ち去った。
エワンズプレイスで、マンゴーシェーク、ベジタブルカレー、ライスを食べる。
マレーシアに長居しないことになったので、ちょっとふんぱつ。
ここは昼間から電気が通っていて、扇風機がついている。
ロングビーチへ引き返し、帰りもやっぱりおじさんにディナーに誘われる。
これは本格的にナンパだったのか、と思い、断る。
暗い山道通って、ロングビーチまで帰るの嫌だし。その間襲われても嫌だし。
３０代、１０以上年上のおっさんにだけモテる。
自分の部屋の前で、洗濯物の番をしながらぼけーっとする。
その間に、最終日のホテルと明日のホテルもネット予約した。
夜はかなりの確率で雨が降る。
なので、洗濯物は夕方以降はとりこもう。
部屋の中に干す時は、ビニールひもをはって、そこに干す。
宿のレストランに行くと、スウェーデンさんがいたので、一緒に夕食を食べる。
今日は、風邪のため、一日読書をしていたよう。気の毒に。
ラワ島どうだった？と聞かれ、昨日のツアーの方が、時間長いし良かったよ、と答えた。
バスルームに蜘蛛が出た話をすると、
他の宿には、人の顔位の大きな蜘蛛が出たらしい。
後でネットで画像検索をしたら、本当に人の頭位の胴体の蜘蛛が、便座にまたがっていた。
４日後に日本に帰り、あとは家でホリデイだと話すと、ベリーグッド、自分も風邪ひいてるから、ＫＬのあとにシンガポール行くかスウェーデンに帰るとのこと。
明日は、私と同じ時間の舟とバスのよう。
レセプションで食事代を払うと、トッケイヤモリが置物みたいに、台の上にいる。
トッケイ、やはりかわいい。ほしい。
今夜は雨がそんなに降らないので、２２時頃にはファイアーショーがはじまった。
今夜は最後だし、私も見に行ってみる。
モーシンの門を出ると、すぐそこでやっている。
ロングビーチの隅から隅まで、ずら～っとファイアーショー。
でも面倒だから、近くのとこで、適当に見る。
本来は、席に座って、やや高い飲み物を注文して見るのだけれど、立ち見ならただ。
良くないのかもしれないけど、ほとんどの人がそうして写真やムービーをとっている。誰も何も言わない。
口から火ふいたり、ふりまわしたり、すごいなぁ。
夜中の３時までファイアーショーの音楽が大音量で、今夜もあまり眠れない。
