サフランタイム

マレーシア6日目~クアラルンプール、ショッピングモール巡り~

気が付けば朝で、久々にゆっくり眠れた感じ。
手製のトラベルシーツで、ミイラのような姿で寝たのだが、息苦しくもなかったし、良い感じ。
なんか、昨日虫に刺されたところが痒い。またシッダレパバームぬっとこう。

宿のテラスで、昨夜買ったマンゴスチンを食べる。やはりマンゴスチンが一番好きだ。
パパイヤも同じ位好きだが、早く本州でもたくさん売られないなぁ、バナナのように、と願う。
実は私の泊まっているゴールデンブリックホテルの端の部屋、窓の横がすぐ共有のテラスで、カーテンあけると丸見えなのである。
うっかり裸の時にカーテンあけてしまわないか、少しドキドキだった。

ちなみに他の部屋には、韓国人の一人旅の女の子も泊まっている。
すれちがう時に、日本語で挨拶してくれた。私も韓国語で挨拶した。
やはり20代のようで、あまり30代以上の一人旅には会わない。

外に出て、駅前のスタバで朝食。
嗚呼、スタバ、なんて居心地が良いのだろう。はぁ、落ち着く、ずっといたい。
慌ただしそうな通勤中や仕事中の人達見ながら、カフェでゆっくり、なんて優越感。
カヤチーズトースト(カヤ=卵やココナッツで出来たジャム)美味しい。

でも、あまりゆっくりはしていられない。
今日は買い物してから、昼過ぎにチェックアウトして、その後今夜のホテルにチェックインする予定。
今夜のホテルは、昨夜スマホでネット予約した。
直前になると安売りしだすので、半額位で泊まれる。

まずはデパート「lot10」から。
雑貨や服等、 小奇麗なものが売っているけれど、あまり求めているものはない。

次は隣のスンガイワンプラザへ。
ここはオリジナル商品の服や靴が売られていて面白い。
きれいな手作りのサンダルを購入。お土産にも。
10年以上もつけど、もし壊れたら、持って来たら無料で修理してくれるとのこと。
また別の店では、日本では300円均一で売ってそうなスリッパが、1500円位とのことで、いくらなんでも酷い話だ。

そして時々、昨日虫に刺された脚が痒い。

モノレールで一駅、インビ駅前の、ベルジャヤタイムズスクエアへ。
モノレールはやはりぎゅうぎゅう。人数に対して車両が少ない。
ここは遊園地付きのデパートみたいなもの。プチプラな若者向けの店も多い。
そういえば、スウェーデンさんがこのあたりのUFOカプセルという宿に泊まっているとのこと。
UFOカプセル、どこだろう、見当たらない。
店見て回るの、お土産探すの楽しい。
服屋でエスニックな柄のショール?カーディガン?発見。前がボタンでとめられるようになっている。
冷房避けに良いかもしれない。これは母へ。
トイレへ行くと、手で持つシャワータイプのウォシュレット。これで大事なところをきれいにするのだが、水圧がすごい。
ビシャアッ!!!と出てきて、スカートに水がついてしまった。
しかも前なので、見ようによってはおもらしのように見えてしまう。
実は現地の人達は、ウォシュレットの後、ふかずにビショビショのまま服を着るのだそうで、淡い色の服だと明らかに染みているらしい。
でも気になるので、スカートを90度まわしてごまかした。これでおもらしには見えないだろう。
その後、行ってみたかったnyonya collors というカフェへ。
ここのクエという、ういろうのようなお菓子がきれいで、全て植物からの色素なのだそう。


クエ。甘くておいしい。ココナッツ風味。


ラクサ。ココナッツミルク入りのカレーラーメンのようなもの。ちょっと辛味と酸味もある。おいしい。

お土産も、バックパックに少し詰めなければいけないので、宿に戻る。
パッキングも終わり、スマホでちょっと調べもの。
昨日虫に刺された 脚がどんどん痒くなってきて、何に刺されたのかすごく気になるのだ。
もし蚊だとしたら、デング熱やジカ熱等の感染症も気になるし、南京虫ならとうとうデビューか。
そんなことをしていたら、チェックアウトの時間を15分すぎてしまっていた。
フロントでチェックアウトの手続き。
15分すぎてるから、ペナルティー数百円位とられた。
チェックインの時にサインした紙にも書いてあるって。そんなの覚えてないし、読んでないわ。
なにそれ、くやしい!ずっとフロントにいたなら、教えにきてくれれば良いのに。気が利かないのかわざとなのか。
自分がぼーっとしてたのが悪いけど、わざとなら腹立つ。
脚痒い!!

プリプリ怒りながら、宿を出て駅に向かう。
お土産が増えた荷物が更に重い。
変なのが声かけてくるので、無視。
モノレールでKLセントラル駅へ。
やはりモノレールは混雑。
マレー人の彼女連れた男性が、目の見えない人に席ゆずってあげてる。
よく日本では、外国人はマナーが悪いとか聞くけれど、実際はここでも台湾でも、こういう時に助けてあげている人は多い。
台湾も優先座席とか、対象の人以外は絶対に座らないし、点字ブロックの上にも立たないし。
中国の大陸の人のトイレ並ばない、レストランで痰を吐くのは、風習もあると思う。
だがそれも、3年前に台湾で見たきりで、その後は見なくなった。

KLセントラル駅、広い。どっちが北で南なのやら。
あっちかな、と進めば違っていたり、インフォメーションで聞いても、歩いているうちにやはり分からなくなったり。
空間認知が弱いのだ。
しかも視力両目合わせて0.6の裸眼で、5m先の看板の字は読めない。
だからいつも、なんとなくで暮らしている。
遠くから友達が来たら、なんとなく雰囲気でそれっぽいと思えば、手を振ってみるとか。
やばい、あともうちょっとでチェックインの時間だ。遅れたらどうなるのかな、予約取り消しになったら嫌だ。
googleマップで、現在地をGPSをオンにして確認。
なんて便利な時代。15年前なんて、こんなものなかったし、人に聞きまわって、時には嘘を教えられたり。
それでもgoogleマップの道案内機能を使いこなせているわけでもなく、合っているのか不安。
え?こんな車道の端、歩いて行くの?ほぼ溝なんだけど?

 
google mapより↑

でもその先に、インド街っぽいのがある。この方向で大丈夫そうだ。
チェックイン時刻まであと15分。がんばろう。
そしてこの道の先を左折し、ショッピングモール横の歩道橋を渡る。
こんな時、キャスター付きのバックパックで良かったと思う。
後10分。合っていれば良いけれど、合っていなければアウトだ。
うう、google mapに、駅から徒歩5分って書いてあったのに・・・。
あ、インドショップ発見。後で来よう。
細い路地を抜け、インド食堂で、EURO LIFE HOTELってどこですか?と聞く、
すぐそこよ、と教えてもらい、本当にすぐそこでほっとする。

EURO LIFE HOTEL : http://www.eurolifehotel.com/

5分前。ギリギリセーフ。
フロント涼しい、清潔、床つるつる、スタッフインド系、にこやか~。
ソファに座り、手続き待ち。
欧米人パッカーの方達も、ネット予約したとかでチェックイン。
やはり今時は、スマホがあるから、昔みたいに「部屋ありますか?」なんて直でいくことも少なくなったのかもしれない。

そして部屋のカギをもらい、my roomへ。
お~、床つるつる、ダブルベッド、窓無いけど清潔。窓は廊下を出てすぐの所にあるし、閉塞感はない。
一応南京虫チェック。壁、ベッドのわき、シーツをめくって確認。一応大丈夫そう。埃1つない。
掃除のスタッフが、何も問題ないか?と聞いてくれた。
この部屋なら、ビニールひかなくても、持ってきたシーツを使わなくてもきっと大丈夫。

ああ、脚がかゆい。痒くてたまらない。
でも掻いてはいけない。掻くと一生消えない跡が残るかもしれない。
刺し口には小さな水ぶくれが出来ている。

何に刺されたのだろう。
スマホで虫の刺し跡や特徴を調べてみる。
昨日の夕方から痒くなったから、ノミだとしたら、症状が出るのは6時間後なので、刺されたのは昼頃。
南京虫の可能性もある。
いずれにしても、昨日の朝バスターミナルにいた子猫からノミが飛び移ったか、バスの中で刺されたか。
虫刺され対策としても、現地の女の人が着ているような、ピタっとした長ズボンが、この国では正解なのだ。
欧米人のバックパッカー、なんであんな露出した格好で、バスばかり乗って、汚い宿泊まって平気なのだろう。何食べてるの?
スリランカの人達は、スパイスの香りが体にしみついているから、蚊がよってきにくいと聞いたけど。
ともかく、薬局へ行こう。駅前のショッピングセンターに行けばあるはずだ。

その前に予習。
ノミ=flea  ダニ=mite
ヒスタミン=histamine  
抗ヒスタミン薬は、鼻炎でもらうタリオン(ペホタスチンベシル)でもOK。最強はアレグラ(fexofenadine フェキソフェナジン)、他にはアレジオン、マトナリニもある。
腫れ=swelling   かゆみ=itch
痒みの持続は、蚊=数時間 イエダニ=数日~10日 ノミ=1週間
デング熱の潜伏期間=2~15日(多くは3~7日)
ジカ熱の潜伏期間=2~12日
チングニア熱の潜伏期間=3~12日(多くは3~7日)
南京虫は、一度目は痒みがないことが多い。痒いということは、以前に一度刺されたということ。

セントラル駅直結のショッピングモール、ニューセントラルの1階に薬局を発見。
さっそく中に入って、かゆみ止めがありそうな棚を眺める。
白衣を着た薬剤師さんらしきお姉さんが、何を探しているのか聞いてくれる。
「Do you have a medecine for …」 マキシスカートの裾をめくり、刺された脚を見せる。
薬剤師さんは「ヒー!」とぎょっとした感じで目を大きく見開く。
棚にはこの薬はないらしく、奥へ行って2つ薬をとってきてくれた。
「こっちは腫れに、こっちは痒みに、どっちにする?」
私「イッチ(itch=痒い)!ベリーイッチ!」
そういうわけで、痒いのに効く方をもらった。

ショッピングモールに来たついでに、スーパーへ行ってお土産等を買い、夕食に果物を買う。
上の方の階で、スカーフや下着等も。
こういう時、日本で使える製品が安ければつい買ってしまう。
ニューセントラルを出て、歩道橋を渡ると、さっき通ってきたインドの店がある。
ここでサマハン(風邪に良いスパイス)等のアーユルヴェーダ製品を購入。
ムルタルミッティというドロパックは、バラまき土産に良さそう。
隣にコンビニがあり、そこで明日の朝食のヨーグルトと飲み物を買う。
ホテルの隣のインド料理屋も、にぎわっていておいしそう。明日はここで昼食を食べても良いかもしれない。

ホテルに戻り、シャワーを浴びて、さっそく買った薬を塗る。
元々持ってきていた抗ヒスタミン剤のタリオン、夜の分も飲む。
買った塗り薬は、翻訳すると皮膚麻酔だそう。
ちょっと痒みが弱くなったような気がする。
しかし、タリオンを飲んでいなければ、もっと痒さで転げまわっていたのかもしれない。

TVを見ながら、買った果物、マンゴー等を食べ、ベッドの横のポットで湯を沸かし、白湯を飲み、寝るとするか。
・・・プルルルル!
あ、部屋の電話がなってる。
「はい」
「ハロー。こちらフロント。どなたかタバコすっていませんか?」
吸ってないし。吸ってるの誰やねん。一応ドアの外も確認するが、たばこの匂いもそんな人もいなさそう。
さて、気をとりなおして寝るか。
うう、隣の部屋のTVがうるさい。なんやねん、もう。

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